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WHA REPORT
「WHAコーポレーションの新車が安い!」
その理由と秘密を探る!
報告=加藤山往(自動車ライター)
WHAコーポレーションへ某雑誌の取材で訪れた私は、提示された新車プライスが他店と比べてかなり抑えられていることに驚き、ストレートに「なぜその価格が実現できるのか?」と聞いてみたことがある。
WHAコーポレーション田邊店長は「企業努力です」と話すが、詳しく聞いてみると下のようなカラクリで他店との違いが明らかになってきた。
海外から新車を持ち込むには、様々な業者を介して行われるのが一般的だ。よくあるケースでは、現地で新車を調達する点から中間業者が入り、日本へ持ち込まれた直後の港でも中間業者が入る。
一方でWHAコーポレーションの場合は、直接現地で新車を調達することができる。
またその上、WHAコーポレーションでは別事業として自動車輸出入にも携わっている。輸出入に必要な手続きや、車両を配置しておくストックヤードなど、他店ではなかなか揃えることができない環境を、自社(自社グループ)内で完結できるのが、WHAコーポレーションならではのメリットになっているのだ。
貿易に関わる用語のなかに「デバンニング」というものがある。
海外から持ち込まれたコンテナ、そこから貨物を取り出す作業のことを指す。
巨大なコンテナを置き、作業できる広大な敷地が必要であることからも、通常の自動車販売店の規模の枠を越えた作業となる。前述の図にあったように、自動車販売店としては他社に依頼するのが一般的だ。
写真は愛知県某所にあるヤード。ズラリと自動車が並んだこの空間ではデバンニングが行われており、実はWHAコーポレーションのグループで管理している。
自動車に限らず商品というものには、それが店頭に並ぶまでにかかった経費が上乗せされるのは当然である。生産にかかった原価と、そこに関わる人の人件費、そして物流に関わる運送費などだ。
アメリカから自動車という大きなものを運ぶにあたっては、当然それなりの経費が発生する。
そうした経費のもろもろを極力排除するためには、できるだけ「自社でやる」という姿勢が必要となる。
しかし広大な敷地が必要であったり、ノウハウが必要であったりと、誰でもできるものではない。
日本に数ある輸入車販売店の中でも、ごく限られた数社だけが「自社でやる」を実現することができる。
WHAコーポレーションは、それができる存在なのである。
実は他店が行っている自動車の輸出入も、WHAコーポレーションが依頼を請けて作業している例もある。
WHAコーポレーションの新車価格が抑えられている理由には、同社が持つ歴史とスケールメリットの部分があったのだ。