WHA CORPORATION CAR of note

WHAコーポーレーションが注目するアメ車

最新・限定マッスルカーが
WHAコーポレーションに集結!

文と写真=加藤山往(ハチメガプロダクション)
2016 AMERICAN MASCLE
WHAコーポレーションの在庫車が一層の充実を見せている。
今回注目したいのはマッスルカー各種新車のラインナップ。
フォード・マスタング、ダッジ・チャレンジャーといった人気モデルに加えて、生産数の限られたダッジ・ヴァイパーの限定車まで多様に揃い、この写真に載っているものですら片鱗にすぎないと言うから、相変わらずその在庫の充実ぶりには驚かされる。

マッスルカー各モデルについて順次ご紹介していこう。

SRTヘルキャットかスキャットパック シェイカーか。チャレンジャー注目の選択肢

近年、マッスルカー人気を牽引している注目モデルといえばダッジ・チャレンジャーだ。

チャレンジャーには各種グレードがラインナップされているが、WHAコーポレーション在庫車の中から注目したのは上位のより“筋肉質”なモデル、SRTヘルキャット(左2台、白と緑)とスキャットパックシェイカー(最右の紫)だ。

まずスキャットパック シェイカーは、スポーティな走り(しかもサーキット寄りの本格派)を好むユーザーのために設定されたグレードだ。

名称にある「シェイカー」とはボンネットの一部がくり抜かれ、エンジン上部のエアクリーナーケースが露出していることを示す。エンジン振動に合わせてシェイク(振動)することが名前の由来である。

スキャットパック シェイカーのエンジンは6.4LのV8 392HEMIで最高出力485hpを発揮する。そんじゃそこらのスポーツカーでは到底太刀打ちできないパワーを持っていることは言うまでもないだろう(次に紹介するSRTヘルキャットはあくまで別格)。また、ハイパワーなだけでなくブレンボ製ブレーキを搭載して制動性能とのバランスを取っているのは近年の定番だ。

SRTヘルキャットは、チャレンジャーラインナップの中で最も尖ったモデルである。最高のチャレンジャーが欲しいと望むならば積極的に選択していきたいグレードだ。

搭載されるスーパーチャージャー付き6.2リッターHEMIエンジンは2段階の調整機能がついており、マキシマムの状態なら707hp、そうでなくとも500hpを発揮する。調整方法もユニークで、エンジン始動時にリモコンキーに備わる赤ボタンで始動すればマキシマム707hp、黒ボタンで始動すれば500hpという仕組みが採用されている。

良い意味で“バケモノ”と表現するに相応しいこの心臓部に比例するように、ブレーキシステムはブレンボ製の制動性能に優れるタイプを装着している。ただハイパワーなキワモノではなく、クルマとしてコントロールして走らせることも十分に考慮しているというわけだ。
また、最上位グレードであるため各種装備も充実している。

WHAコーポレーションでは写真3台のみならず、(取材時点で)全20台の新車チャレンジャーをストックしている。チャレンジャーを本気で検討しているという方にとっては、現車を一度に見比べられるチャンスというわけだ。
紫の1台は「スキャットパック シェイカー」
485hpを発揮する6.4LV8 392HEMIエンジンを搭載
純正のSRT20インチアルミホイールを装着
MAX707hpのスーパーチャージャー付6.2LV8 HEMIエンジン
ボンネットはラッピングでブラックに仕上げ、スポーティ色を強調
ボディカラーはチャレンジャー伝統の「プラムクレイジー」
ブレンボ製ブレーキと20インチアルミホイールを装着
SRTヘルキャットのボディカラーホワイト
このボディカラーも伝統的なカラーリング「ライムグリーン」
ヘルキャットはトランク下にハーマン・カードン製オーディオを搭載

フォード伝統のマッスルスタイル、マスタングGTプレミアム

正規輸入ではごく限られた選択肢しかないフォード・マスタングだが、直輸入ならば本国ラインナップにある全10グレードから選択できる。
写真の1台は上から2番目に相当する「GTプレミアム・ファストバック」だ。

上級グレードに相当するため、エンジンは日本の公道では到底使い切れない453hpを発揮する。このハイパワーを演出するための電子ラインロック(停車状態で後輪のみ回転させる映画的演出ができる)が備わっているのはユニークなポイントのひとつだ。

快適性や利便性にもハイレベルな技術が採用されている。レザー内装に代表される快適性だけでなく、アダプティブクルーズコントロールや衝突警告といったハイテク装備を備えているのも、GTプレミアムならではの特徴だ。

WHAコーポレーションではこのマスタングGTプレミアムをMTとATで揃え、取材時点で全5台を在庫していた。やはり実車を見ての比較という意味では、理想的な環境が整っていることになる。

なお、マスタングの最上位に相当する「シェルビー」はいわゆる“バケモノ”であり、よほどの趣味人でない限り選びにくい。もちろん、WHAコーポレーションにオーダーすればシェルビーに限らずどのグレードでも購入できる。
このレッドの他、オレンジ、ホワイト、ブラックを在庫
2016年モデルで内装のしつらえもリニューアルしている
ウインカーはドアミラーだけでなく、ボンネット上にも点灯部分が配置されている
リア側のルーフラインが「ファストバック」の由来
5.0LのTi-VCTエンジンを搭載。最高出力は435hpだ
ドアオープン時に足元を照らすウェルカムランプが、マスタングのポニーマークになっている

ヴァイパー限定モデル全96台のうち2台がここに!

生産終了が語られるダッジ・ヴァイパー、2015年にリリースされた限定モデルが「TA2.0 スペシャルエディション」だ。「TA」とはタイムアタックのイニシャル、文字通りレーシング走行を意識してパッケージされた特別なモデルである。

この限定モデルには青、オレンジ、黒の3色が設定されており、各色32台、合計96台の限定数でリリースされたもの。そのうち2台がWHAコーポレーションにあるというのだから驚きだ。

搭載するエンジンは645hpを発揮する8.4L V10。エンジンルームを開けばカーボン製パーツがエンジンを保護するようにXの形に配置されている。エンジンベイの強度を確保し、安定した走行を維持するために施された工夫のひとつである。

ヴァイパーはエアロなどの各部パーツにカーボン製を選択できるオプションがあるのだが、この限定モデルではカーボン製が標準装備。贅沢なパッケージが施されており、ヴァイパーファンならずとも羨望の眼差しを集めることは想像に難くない。生産終了のニュースと合わせ最終局面の限定モデルということもあって、車両の価値は格別なものだと言える。
ボディカラーは「レーシングブルー」
カーボン製フロントコーナースプリッターが風を切る
こちらのボディカラー名は「ワイオレンジ」
オレンジのエンジンルーム。純正のカーボン製Xプレースがエンジンルームを支えている
ブルーのエンジンルーム。8.4L V10エンジンは645hp
ダッシュボードにあるシリアルナンバー、ブルーは「6」
このモデルイヤーから刷新されたリアウイング
オレンジのシリアルナンバーは「9」が刻印