ダッジ・チャレンジャーは、1970年から続くブランドネームである。

ライバルとしてシボレー・カマロやフォード・マスタングと並んで比較されることが多く、「マッスルカー」あるいは「ポニーカー」のジャンルに相当する。

比較的割安の価格帯でありながらパワフルなスポーツドライブを楽しむことができる、アメリカ車ならではのカテゴリーだ。

日本市場においては、ライバルであるカマロやマスタングと比べ、チャレンジャーは販売台数、知名度の両面において苦戦していると言える。正規販売の体制やメディアへの露出といった面が大きな要因だと考えられる。

また正規輸入に限らずとも、本国から直輸入でダッジ・チャレンジャーをメインに扱うアメリカ車専門店は、探してみると思いの外少ない。

これらの要因が重なり、ライバルのカマロやマスタングと比較して、いささかマニアックな選択肢となっているのが、ダッジ・チャレンジャーの現状だと言える。

そこでWHAコーポレーションである。

アメリカ車全般を広く扱う同社では、上に挙げたチャレンジャー、カマロ、マスタングの3台のうち、チャレンジャーが最も好調だという。

これはWHAコーポレーションが特別というよりは、広くアメリカ車を扱える「懐の深さ」のようなものがもたらした結果であろう。

そして多くのチャレンジャーを扱っているという事実が、ノウハウの蓄積を伴い信頼や安心に繋がっているのである。

またこれはチャレンジャーに限った話ではないが、他社と比較したときには価格帯にも定評があるのもWHAコーポレーションならではの特徴だ。

同社の（2012年2月現在の）価格設定を、各グレードの簡単な紹介と共に記述しておこう。

（最もロープライスで購入できる3.6Lグレード）

（上記SXTにレザーシート、フォグランプ、ボストンスピーカーなどを追加したグレード）

（5.77HEMIエンジンを搭載）

（上記R/Tにレザーシート、ボストンスピーカーなどを追加したグレード）

（上記R/T Classicに専用アルミホイールやサイドデカールを追加したグレード）

（最高峰V8 6.4Lエンジンを搭載したマッスルグレード）

WHAコーポレーションではダッジ・チャレンジャーのユーザーが多いという現状を受け、オーナーズクラブの設立・支援を検討中だという。ぜひ応援したいという方は一声かけてみるといい。

チャレンジャー好きにとって頼れる存在。これもWHAコーポレーションが持つ特徴のひとつである。